消防設備士乙種第6類(消火器)試験とは?出題科目・合格基準・受験資格・手数料までまとめて解説

消防設備士乙種第6類(消火器)は、消火器の整備を行うために必要な国家資格です。 勤務先の指示で受ける人も多い試験ですが、「試験科目はいくつあるのか」「他県でも受験できるのか」 「合格基準はどう判定されるのか」が分かりにくいまま勉強を始めてしまう人が少なくありません。 このページでは、実施機関である一般財団法人 消防試験研究センターの公表資料にもとづいて、 迷いやすいところを順に整理します。

※本ページはアプリ製薬が独自に作成した非公式の解説です。総務省消防庁・消防試験研究センターその他の 政府機関・試験機関を代表するものではありません。試験日程・受験申請・合格発表などの正式な情報は、 必ず一般財団法人 消防試験研究センターの公式サイトでご確認ください。

1消防設備士乙種第6類とは

消防設備士は、消火器や自動火災報知設備などの消防用設備等を扱う国家資格です。甲種は工事及び整備を、 乙種は整備のみを行うことができ、消火器を扱う「第6類」は乙種にのみ存在する区分です。 消防用設備等の工事・整備を行えるのは甲種消防設備士のみで、乙種消防設備士ができる業務は整備に限られます。

免状は都道府県知事が交付し、全国どこでも有効です。免状の交付を受けた消防設備士は、講習を初回2年以内・ 以後5年ごとに受講する必要があります。

出典:消防法第17条の6(甲種・乙種の業務範囲)/本アプリ収録データ(e-Gov法令検索の現行条文と突合済み)

2試験科目・出題数

出題形式は、筆記が四肢択一式・マークカード方式、実技は写真・図面等を見て答える記述式です。受験区分は単一で、誰でも同じ科目構成を受けます。

科目問題数
消防関係法令(共通6問・第6類〔類別〕4問)10問
基礎的知識(機械に関する部分)5問
消防用設備等の構造・機能及び整備の方法(機械9問・規格6問)15問
実技(鑑別等)5問

筆記は合計30問、実技(鑑別等)5問を合わせて計35問。試験時間は1時間45分(一般受験者・免除なしの場合)です。 他の消防設備士の類や技術士(機械部門)等の資格をすでに持っていると、一部の科目が免除され試験時間も短縮されますが、 本ページの科目構成は免除なしの一般受験者を基準にしています。

出典:消防試験研究センター「試験科目及び問題数」同「一部免除・試験時間・試験問題数一覧表〔乙種〕」(2026-08-23確認)

3合格基準

消防試験研究センターが公表している合格基準は、次のとおりです。

筆記試験において、各科目毎に40%以上で全体の出題数の60%以上、かつ、実技試験において60%以上の成績を修めた者を合格とします。

つまり、合格には次の2つのハードルを両方こえる必要があります。

試験の一部免除を受けている場合は、免除を受けた以外の問題でこの基準を満たせば合格となります。

出典:消防試験研究センター「試験の方法・手数料・合格基準」(2026-08-23確認)

4受験資格・手数料

受験資格は不要です。

乙種消防設備士は、学歴・実務経験を問わずどなたでも受験できます(受験資格が必要なのは甲種のみ)。

試験手数料は4,400円(非課税)です。金額・申込方法は変更されることがあるため、 申込前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

出典:消防試験研究センター「受験資格」同「試験の方法・手数料・合格基準」(2026-08-23確認)

5試験の実施・受験申込

⚠️ 「試験日の◯日前が締切」という全国共通のルールはありません。

受付期間・締切は都道府県の支部・実施回ごとに個別公示されます。会場・実施回によっては、 定員に達すると受付期間の途中でも締め切られることがあるため、早めの確認・申請が確実です。

受けたい都道府県の試験日程・申込期間・電子申請の手続きは、必ず 消防試験研究センターの公式サイトで確認してください。 申込・書類の準備の進め方はアプリ内の「合格ロードマップ」からも確認できます。

出典:消防試験研究センター「よくある質問」(FAQ Q22)(2026-08-23確認)

6直近の受験者数・合格率

期間受験者数合格者数合格率
令和8年度4〜6月5,212人1,924人36.9%

例年35〜40%前後で推移しています。乙種は受験資格が不要で、消火器を扱う消防設備士の入り口となる区分です。

出典:消防試験研究センター「試験実施状況」(2026-08-23確認)

7頻出の数値(点検周期・設置基準)

構造・機能・整備、消防関係法令の両科目でくり返し問われる、消火器固有の数値をまとめました。

消火器の点検周期

点検の種類周期・対象
機器点検おおむね6か月に1回
総合点検おおむね1年に1回
内部及び機能点検加圧式:製造年から3年経過/蓄圧式:製造年から5年経過/化学泡:設置後1年経過(二酸化炭素・ハロゲン化物消火器を除く)
耐圧性能点検製造年から10年経過(又は本体容器に腐食等)、以後3年ごと(二酸化炭素消火器等を除く)
点検結果の報告特定防火対象物:1年に1回/それ以外の報告義務対象:3年に1回

出典:消防用設備等の点検基準(消防庁告示。内部及び機能の点検の時期・耐圧性能点検の時期)/消防法施行規則第31条の6第3項(点検結果の報告)

消火器具の設置基準の主要数値

出典:消防法施行令第10条第1項第1号・消防法施行規則第6条

8よくある質問

Q. 居住地以外の都道府県でも受験できますか?

A. できます。ただし受験申請は、受験を希望する都道府県の支部へ行う必要があります。複数の都道府県での受験を検討している場合は、それぞれの支部の日程・受付期間を個別に確認してください。

Q. 申込みはどこから行いますか?

A. 消防試験研究センターの公式サイトから電子申請ができます。書面で申し込む場合は、事前に受験願書を取り寄せる必要があります。

Q. 他の消防設備士の類を持っていると有利ですか?

A. 甲種第1〜4類・乙種第1〜4類・第7類のいずれかを持っていると、乙6の受験時に消防関係法令〔共通〕6問が免除され、試験時間も1時間45分から1時間30分に短縮されます。甲種第5類・乙種第5類を持っている場合は、基礎的知識(機械)5問もあわせて免除されます。なお、電気工事士・電気主任技術者の資格は乙6の受験では免除の対象になりません。

出典:消防試験研究センター「一部免除・試験時間・試験問題数一覧表〔乙種〕」(2026-08-23確認)

対策アプリ「ショウカキウカール」

アプリ製薬の「ショウカキウカール」は、消防設備士乙種第6類(消火器)試験の対策アプリです。 筆記790問+鑑別(実技対策)60問の全850問を収録し、模擬試験は本試験と同じ30問・105分・ 四肢択一式・科目配分(法令10・基礎5・構造機能整備15)で、3科目単位の足切り+合計60%の 合格基準をそのまま判定します。

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※本アプリは総務省消防庁・一般財団法人 消防試験研究センターの公式アプリではありません。 個人開発者「アプリ製薬」が制作した、独自の模擬問題集です。収録している問題は 公表試験問題の転載ではなく、すべてオリジナルに作成したものです。

関連ページ:乙6の鑑別(実技)対策(出題される型と例題)乙6の計算問題対策(能力単位の算定・力学の基礎計算)